こんにちは、亀井です。
Oracle APEX 20.2でいくつか重要な機能が非サポートとなっていました。
しっかり確認後にアップグレードすることをお勧めします。
更新履歴
日付 | 更新概要 |
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2020/11/26 | 記事公開 |
対応バージョン
製品名 | バージョン |
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Oracle APEX | 20.2 |
Oracle Database | 12.2 – 19.6 |
非サポートとなった機能について
以下のOracle APEX 20.2のリリースノートをもとに非サポートとなった機能について確認します。
Oracle Application Express Release 20.2 Release Notes 6.1 Desupported Features
非サポートとなった機能の一覧
以下の機能が非サポートとなっています。
- Tabular Forms Desupported
表形式フォームの非サポート - Desupported Web Listeners
Webリスナーの非サポート - Internet Explorer 11 Desupported
IE11の非サポート - Calendar PDF Printing Desupported
カレンダーPDF出力の非サポート - Desupported Productivity Apps
生産性アプリケーションの非サポート(一部の生産性アプリケーションが非サポートになりました) - Desupported JavaScript Functions
JavaScript機能の非サポート(一部機能) - Legacy Team Development Desupported
レガシーチーム開発の非サポート(新しいチーム開発の機能がリリースされています)
この中で特に重要な以下3つについて簡単に説明します。
- 表形式フォームの非サポート
- Webリスナーの非サポート
- IE11の非サポート
表形式フォームの非サポート
こちらはAPEX_ITEMを利用してクラシックレポートの表形式のレポートにフォームを埋め込むような処理についての非サポートの旨が記載されています。
APEX_ITEMについてはレガシーコードとみなされるため、新規の開発では利用しないように言及されています。
Webリスナーの非サポート
こちらはWebリスナーとしてはORDS(及びORDSをデプロイしたApache/WebLogic Server)のみサポートされる旨が記載されています。
今までサポートされていた以下のWebリスナーはサポートされません。PL/SQL Gatewayを利用してデータベース単体で動かすことが出来なくなっているので注意してください。
- Oracle HTTP Server (mod_plsql)
- Embedded PL/SQL Gateway
IE11の非サポート
IEがついにサポートされなくなりました。
引き続きMicrosoft Edge、Google Chrome、Mozilla Firefox、Apple Safari の現行又は以前のメジャーバージョンがサポートされます。
IEユーザーはMicrosoft Edge等のブラウザの移行が必要です。