こんにちは!代表の亀井です。

Oracle Database Express Edition(XE)をご存知でしょうか。
制限が大きいですが無償で利用できるOracle Databaseのエディションです。(無償のためサポートは付きません)
商用利用している方は少ないかと思いますが、一応商用利用も可能なOracle Databaseです。

Oracle APEXのお試し環境としては十分な環境でしたので、こちらのエディションで少し試してみますかという話も弊社から稀に出すことがあります。
10gXE、11gXEと無償のOracle Databaseが出ていましたが、12c版がなかなか出ることがなく、Oracle社もCloud化も推進しているので、このままなくなるのかと懸念していましたが、今年(2018)の8月頃までに18c版が出るようです。
※ 確定事項ではありませんのでご注意ください。
2018/08/03 Update: 10月のパッチセットまでリリースを待つようです。
https://community.oracle.com/thread/4153790
2018/11/12 Update: 10月に出ました。インストールしてみましたので、興味のある方は確認してみてください。
https://techlab.sixsquare.co.jp/archives/1554

以下のブログでツイッターの発言などまとめてる方がいました。(英語です)
https://ora-00001.blogspot.com/2017/10/oracle-xe-12c-becomes-oracle-xe-18c.html

ちなみに、11gXEですが、バージョンとしては11.2.0.2をベースとしていますが、Oracle APEX 18.1(11.2.0.4以降サポート)でも利用可能な旨が記載されています。

新しいバージョンのXE比較

新バージョンではマルチテナントが使えるようになり、CPUの利用可能な数も増えるようです。
メモリは増えていますが、基本的にバージョンが上がるたびに最低限使用するメモリ量が増える為、メモリ使用量が増えたという感じではないように感じます。
11g XEはサーバー1台に1インスタンス限定なので、そこは変わらないと思います。CPUの増加はマルチテナント化の配慮かなと思います。

XEのバージョン比較

項目11g XE18c XE
CPU(利用可能以上のCPUが搭載されていてもDB側で制限されます。)12
メモリ1GB2GB
ディスク11GB12GB(圧縮可)
プラガブルDB未実装4つまで(ユーザーが使えるのは3つ)